日本におけるアロマについて

こんにちは。広島で「癒し」と「ケア」と「楽しい」を,みんなで,どこでも,いつでも,分け合うことを目指している 3anyのアロマケアナース “藤原理香” です。

アロマケアの部屋では,香りや精油を通して,皆さんと癒しの時間を楽しんでいきたいと思います。

本日は,日本におけるアロマについて。もちろん,アロマセラピーという言葉は西洋から入ってきたものです。しかし,日本でも古くから,香木やお線香で香りを楽しんできました。さらに,日本にはユズや木の芽といった香りが良い旬の食べ物を楽しむ風習も多くあります。
また,菖蒲湯やゆず湯といった生活に香りを取り入れる行事もあります。このように,日本人は古くから香りを,身近なものとして生活に取り入れてきました。

どうでしょうか?日本人には日本人に馴染みのある香りがたくさん存在していそうですよね?私が行ったインタビュー調査では,多くの高齢者が、昔から馴染みのある香りを好ましい香りと感じておられました。例えば,山に囲まれた地域で生まれ育ったから,杉の木の香りが好きだ,とか,子供の頃にお習字を習っていたから墨の香りが好きとか…中には,奥様との想い出について語りながら、その頃よく一緒に観に行かれていた舞台から香ってくる甘い匂いが今でも好きだと言われた男性の方もおられました。面白いですよね。香りと記憶には密接なつながりがあるようです。香りと記憶についてのお話はまた別の回にてお伝えしていきますね。

みなさんはどのような香りが好きですか?